寺西拓人 三宅健との初共演に「素の部分でも“アニキ”と慕えるように」
三宅健 いのうえひでのりの演出に「一緒に作っている感覚があり、心強い」
先日行われた合同取材会では、笑福亭鶴瓶さんやトミーズ雅さんに関西弁の相談をしたことを明かした三宅さん。
「関西弁は難しいですね。この舞台が終わるころには、何を聞かれても関西弁で答えられるくらいになりたいです。大阪でも公演があるので、少しは関西弁に順応したいです」と語りました。
劇団☆新感線について、「V6の森田(剛)くんが出演していて、すべて見ています。その時に、いのうえさんが『手取り足取り演出してくれる』という話を聞いていました。どんなものか味わったことがなかったので、今回、いのうえさんの演出を受けられるので楽しみにしています」と期待しました。
いのうえさんは、「(三宅さんは)勘もいいので、手ごたえは十分あります。先に段取りをしっかりと固めるというのが、新感線の芝居の作り方の特徴で、そこに自分の情感や動機を組み立てていくのは、これからの作業になります。この間の軽い稽古では、いけそうな気がしました」と返答。
三宅さんは、「いのうえさんのような演出スタイルを受けるのは、初めてですし、新鮮です。いのうえさんの頭の中をのぞき見しているような気になれて、おもしろいです。役の方向性を指示していただけるのは、役をゼロから生み出していく作業より、一緒に作っている感覚があり、心強いです」と語りました。
また、「新感線で稽古を始めてすごいと思ったのが、毎回必ず15分ほどストレッチするんですよ。強制的にやってくださいということで、誰もさぼっていないんです。そうすると、ケガをしにくくなるんです。各々やってくださいとなると、やらない人が出てくるので、素晴らしいと思います。どの現場でもそうしたらいいと思います」とコメント。
寺西さんも、「僕もステキな試みだと思います。ストレッチして、休憩も入れてくれるので、またスッキリして(稽古が)出来る」と同調しました。
続けて、「おそらく今回の舞台で、僕は若手の方に入ると思うんですけど、本当に(ストレッチで)開脚ができなくて。恥ずかしいから、ストレッチを緩めにやってますって顔をして。僕が、一番体が硬いです」と語り、周囲を笑わせました。

三宅さんも、「僕も体が硬いんです。皆さん、開脚をして、(前傾姿勢になり)地面をお腹につけるんですよ。僕は、テディベアみたいになっちゃって。その後ろに、僕よりも硬い寺西くんがいたんだと思います」と明かしました。
寺西さんは、事務所の先輩である三宅さんとの共演について、「(三宅さんを)アニキとして自分の役柄としても慕う関係なので、『素の部分でもできるようになったらいいな』と思っています。今はまだ、お名前をお呼びしたことがないくらいなので、緊張しています」とコメント。
三宅さんは、「僕は覚えていなかったのですが、すごく前に、(寺西さんが出演した)ミュージカルを見に行ったらしく。事務所の林翔太と一緒に寺西くんは出演していて。最初、寺西くんをジャニーズの人じゃないと思っていて、聞いたらジャニーズの人だったんです(笑)」と笑わせました。
最後に三宅さんは、「初めて劇団☆新感線を見にいらっしゃる方も、見続けてくれているファンの方にも楽しんでもらえるように、稽古を精進していきます」と締めくくりました。
撮影:田中亜紀