出世魚の「ボラ」が語源となった2つの表現とは?『ネプリーグ』で放送の<豆知識>
1月30日(月)放送『ネプリーグ』
日本産の「サザエ」の正式名称&サザエと関係のある世界遺産は?
貝の名前を答える問題では、「サザエ」を巡って鈴木さんと地理担当の村瀬哲史先生のバトルが勃発しました。
鈴木さんによると、外国から入ってきた「サザエ」と日本産の「サザエ」はごっちゃになって、長年、正式名称がついていなかったそうです。

しかし、2017年に日本産の「サザエ」に正式名称をつけようという論文が発表され、「Turbo Sazae」という名前を新種として登録。学名には命名者名が付くので「Turbo Sazae, Fukuda」が正式になるのですが、これを並び替えると「フクダサザエ」に!

国民的大人気キャラクターとそっくりな名前の「サザエ」の正式名称、これを機に覚えておきたいですね。
このうんちくに勝てるかと問われた村瀬先生は、「サザエ」が重要な役割を果たした世界遺産の豆知識で対抗しました。その世界遺産とは、島根県の石見銀山です。

江戸時代、石見銀山では24時間体制で銀を掘っていたのですが、その時に明かりとして使われていたのが「サザエ」。殻に油を入れて明かりを灯し、一日中作業を続けていたのだそうです。「サザエ」は世界遺産でも活躍していたのですね。

「サザエ」の形に隠された生き残るための知恵とは?
これを受けて鈴木さんは、「サザエ」には下の写真のように形が違う2種類のものが存在することに言及。

これは形は違いますが、同じ種類の「サザエ」です。角が生えたような凸凹の殻になるのは、「サザエ割り」の異名を持つ硬い歯を持つ「ネコザメ」がすんでいるエリアの「サザエ」。サメから身を守るために、凸凹の形になるそうです。

もう一つ、流れの速いところにすんでいる「サザエ」の殻も凸凹に。波に流されず岩に引っかかるように、形が変わっているのだそうです。
最後に村瀬先生が教えてくれたのは、「サザエ」の穴のフタが何のためについているか?

殻の中に海水を溜め込んでフタをすると、「サザエ」は陸上に上がっても2〜3日は生き延びることができるのだとか。「サザエ」の形には、いろいろな秘密が隠れているのですね。