原作誕生のきっかけ、映画化…竹中直人×斎藤工×浅野いにおが語る「零落」
3月12日(日)7時~『ボクらの時代』
映画「零落」で集まった3人が、作品への思いや仕事論などを語ります。
3月12日(日)の『ボクらの時代』は、竹中直人さん、斎藤工さん、漫画家の浅野いにおさんが登場します。
竹中直人「これ、絶対に映画にしたい」
3月17日(金)公開予定の映画「零落」は、浅野さんの同名漫画を竹中さんが映画化。主演を斎藤さんが務めています。

竹中:(原作の)装丁もあるんですけど、手にとったらタイトルが素敵だった。それで読み進めたら、これもう、絶対に映画にしたいっていう興奮が。
斎藤:うん。
竹中:いにおさんにコンタクトとるためには、俺、ラジオやってるから「ゲストに呼んじゃおう」って思って。
斎藤:なるほど。
竹中:それで、自分のラジオで「『零落』を映画にしたい」って、直接口説いて。
浅野:話が早いな、と思って(笑)。
竹中:もう、撮影稿みたいなのを書いちゃって。
竹中さんは「必死だった」と、原作との出合い、映画化までの経緯を語ります。
浅野いにお「零落」を描こうと思ったきっかけ
斎藤さんは「浅野いにおファンとして作品を続けて見てきた中で、急に、2017年かな…『零落』から作品の潮目が明らかに変わった」と語ります。

斎藤:そもそも、「零落」を描こうと思ったきっかけは?
浅野:自分の思っていた以上に、30代が、本当に何も楽しい記憶なんてなかったんですけど。楽しい記憶はないんだけれども、すごく面白かったんですね。
斎藤:うん、うん。
浅野:離婚して、また結婚して、最近、離婚して…みたいな感じなんですけど。ここ10年くらいで、ものすごいバタバタ生活が変わっている…。でも、漫画描いていること自体は変わらないので。
浅野さんは「そういう、離婚とか結婚とかいう話を描いてもいいというか、説得力があるというか…」と、「零落」という作品につながっていった気づきを語ります。
斎藤工「この職業を続けなきゃいけないという理由がない」
また、浅野さんが作品作りへのモチベーションについて語ると、斎藤さんは、意外な思いを明かします。

浅野:いわゆる普通の、一般的な幸せな家庭みたいなものを、もう作れなくなってきていると実感があったうえで…。
斎藤:はい。同じくです。
浅野:同じくですか(笑)。そこに直面してしまうと、落ち込むじゃないですか。
斎藤:うん、うん。
浅野:逃げ場じゃないですけど、仕事というか、モノを作っているみたいなところに夢中になっている間は、そのプライベートのヤバさみたいなことから、一瞬、目をそらせるじゃないですか。
斎藤:はい。ただ、どこかで「この職業を絶対に続けなきゃいけない」という理由が、実は、自分の中にはあまりない。
と、斎藤さんは現在の思いやモチベーションのありかを語ります。その中で、恋愛や結婚についても言及します。

ほかにも、エゴサーチについてや、映画への思い、母親との思い出など、さまざまな話題を展開します。
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