2023年03月27日 |
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木村拓哉「連ドラで演じるのは不可能だと思っていた」風間公親のオファーを受けた理由
4月10日(月)スタート!毎週月曜21時~フジテレビ開局65周年特別企画『風間公親-教場0-』(初回30分拡大)
木村拓哉さんが、厳しい役柄を演じるなかで起こったある反動を明かしました。
2020年と2021年の新春SPドラマとして放送された『教場』シリーズ。その最新作『風間公親-教場0-』が4月10日(月)21時より、連続ドラマとして放送されます(初回30分拡大)。
今作は、『教場』(2020年)、『教場Ⅱ』(2021年)で風間公親(木村)が教官として警察学校に赴任する以前、新人刑事の教育に“刑事指導官”としてあたっていた時代の物語。
当時の風間は、右目を失っておらず、両目で誰よりも早く真実を見抜き、自身が指導する後輩刑事とともに事件に挑んでいました。風間はどのような指導をしていたのでしょうか。
主人公の風間を演じる木村拓哉さんが取材会に出席。風間に対する思い、中江功監督を筆頭に熱のある現場の様子などを聞きました。
現場では「風間はこうだよね」ということが共有できている
<木村拓哉 インタビュー>
──まずは『教場』の続編が制作されると聞いていかがでしたか?
正直、連続ドラマで風間公親という役をやらせていただくこと自体、僕の中では不可能だと思っていました。描かれるキャラクターが、今の時代とは合っていない人なので。
でも、自分は“蜷川(幸雄)教場”や“中江教場”で育ってきたと思っていて。中江さんから熱意ある説明を受けたことで、「お願いします」という思いになれた部分があります。
フジテレビの月曜9時という枠でこの作品を放送するということは挑戦的。ただ、中江監督や、慣れ親しんだスタッフがいてくれるので、現場に入ってしまえばなんの不安もありませんでした。
──前作までは警察学校の教官でしたが、今作は物語が過去にさかのぼり、立場も刑事の指導官に変化します。今作について「これまでと違うな」または「変わらないな」と感じたことはありますか?
大きく違うのは、今作の舞台が警察学校という特別な空間ではないということ。見てくださっている皆さんと同じ(日常の)背景を風間も背負うことになります。そこをどう面白く描けるか、ということを監督との最初の話し合いで詰めていきました。
今回、彼が警察学校に赴く前にどんな時間を送っていたのか、なぜ彼は警察学校の教官になったのかという部分の話をつくっています。スペシャルドラマを2本も作ったうえで、その前のエピソードを制作するので、現場ではいろいろと逆算をしないといけないこともあって…。
でも、非常にありがたいことに、スペシャルを共に作ってくださったスタッフが今回も揃ってくれていて。自分がどこに立っていようと、誰を相手にしていようと、「風間だったらこうしますよね」ということが自分もスタッフも含めた皆さんで共有できている感じなんです。
本番前に行う最初のテストから、僕たちの動きをとらえるスタッフの皆さんは、監督が「こういう映像を撮ってくれ」と要求する前に、角度も場所も完ぺきにとらえられている。各部署が、求められるものを理解していて、ベクトルが同じ方向に向いているなと感じています。
監督の求めることが分かっているからこそ、例えば、真っ青だった空に雲がバーッと出てきて、太陽に雲がかかるようなロケーションになったときに、「これはもう、今日は撮らないな」ということも分かってしまうという(笑)。
そうやってお互いに理解しあったうえでモノづくりができるので、楽しいですね。
風間公親のキャラクターに違和感「本当にいるんだろうか」
──あまり大きく表情を変えない風間公親を演じるために意識していることはありますか?
生活感のない、人間性を感じにくいキャラクターなので、演じていて非常に違和感を覚えていて。どういう状況においても笑顔がないので、「こういう人、本当にいるんだろうか」と。
そういう温度のシーンを重ねていけば重ねていくほど、カメラが回ってないところで…ふざけたくなります(笑)。もちろん、本番ではなく、リハーサル中だけですけど、監督もよく付き合ってくれています。
現場でも「リスペクトトレーニング(※)」という言葉が実在している時代ですので、風間の高圧的な指導の仕方は、テレビドラマの中の話であっても、今の世の中に合ってるかどうかは非常に疑問を持たれるところ。でも、そこはフィクションという強い盾を振りかざして作っていきたいと思います。
(※)撮影に関わるすべてのスタッフがセクハラ・パワハラなどハラスメントに対しての理解を深め、さまざまなケースに対して意見を交わす取り組み。
──撮影現場で新垣結衣さんら若手刑事役の皆さんと対峙して、いかがですか?
今回は、新米刑事と風間の話。だから僕は何も構えることなくフラットな状態でやらせていただいているのですが…対する皆さんは、出演を喜んでくださっている方も、中には「来てしまった」というような空気の方もいらっしゃって(笑)。前作2作品が、あの空気感でしたからね。
監督の求めるクオリティに応えるために、現場には緊張感が毎日ありますけど、いい緊張感のなかで撮影させていただいています。
──視聴方法が多様化するなかで、今テレビドラマを作ることについてどう思っていますか?
元も子もないことを言いますが、時間とお金をかけて大人が本気でテレビドラマを作っても…今の時代、ヘタするとテレビの電源を入れる必要がないこともあるじゃないですか。見る方たちの選択肢が増えていますから。
若いスタッフの中にも「あの作品、見たことある?」と聞くと「家にテレビないんで」と言う子もいます。この間、「以前、木村さんがやっていたドラマ、見ました」と言ってくれたスタッフがいたのですが、それも携帯で見たと言っていて、「あぁ、そうか」と思うこともありました。
でも、その視聴方法の豊富さは面白いなと思っていて。見逃し配信で見る人もいれば、毎週予約録画しておいて見たいときに一気見する人もいる。
毎週同じ時間にテレビの前で見ていただくために取り組んでいる、自分の熱意とは切り離して考えなければいけない部分もあると感じています。
でも、共演者の皆さんもスタッフの皆さんも「自分はこの作品に参加している」という、プロ意識を持って取り組んでいますし、高い熱量の中、毎日撮影ができています。
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