※以下、昆虫の写真が多く登場します。苦手な方は御注意ください※
昨今何かと話題になっている昆虫食。
筆者(篠原かをり=作家・タレント)は学部修士時代に昆虫食を含むタンパク質の研究をしており、博士課程でも昆虫食文化についての社会科学的な研究に触れているため、ソワソワと議論の成り行きを見守っていました。
おそらく読者の皆さんが思い浮かべる昆虫の多くは食べたことがあるんじゃないかなと自負しております。
この話をするとき、大体「テントウムシはまだ食べたことがありません」と付け足します。
テントウムシに毒はないのですが…
毒があって食べられないとかではないのですが、個人的に赤い粒っぽい食べ物が少し苦手なのです。食べてみると美味しいとわかっているクコの実やピンクペッパーもなんとなく避けてしまいがちです。
なので、生理的に無理という理由で昆虫を食べない人の気持ちも分かる気になっています。ちなみにテントウムシはとても苦くてまずいそうです。
未来を救うスーパーフードと喧伝されたと思えば、失笑してしまうような陰謀論の中心に据えられたり、とても忙しい昆虫食ですが、研究していた身からすると、どちらでもないなというのが正直な感想です。
良くも悪くも一食材とでも言いましょうか、驚くべき効果・効能・危険というのはありません。もちろん、ツチハンミョウのように強い毒を持つ昆虫もいるので、驚くべき危険さをもつ場合もあるので十分な知識は必要です。
2ちゃんねる開設者のひろゆき氏が自身のTwitterアカウントに「昔から食べられてるイナゴやざざ虫以外の虫には、謎の寄生虫や細菌や毒がある可能性があるので食べちゃダメです」と投稿しましたが、イナゴやざざ虫にも油断してはいけません。
ついでに言えば、牛肉、豚肉、鶏肉にも謎の寄生虫や細菌がある可能性があるので注意が必要ですね。
多くの食べ物は時に危険です。
私たちの祖先は火という文明を持って食の歴史を作り上げました。昆虫も家畜の肉と同様に加熱殺菌という工程が必要不可欠です。
今まで食べられてこなかったものには先人の知恵が詰まっているとは言いますが、古今東西の文献・資料をあたりますと、これほどまでに多種多様な昆虫が多くの地域で食べられていたことに驚くことでしょう。
食べたい人はぜひ正しく調理された昆虫を食べてみてください。食べたくない人はもちろん食べなくて結構です。苦手な食べ物がある筆者にはその気持ちがよくわかります。
なんだかこの昆虫食の話はつまらないなと思っていただいたなら思惑通りです。往々にして、極端な虚偽の方が刺激的で面白いものです。
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