にしおかすみこ 母の介護は「割りきらなければいけないとわかっていても悩んだ」
4月21日(金)放送『ノンストップ!』
にしおかすみこさんが、介護の現実を率直に語りました。
女性が気になる話題について、スタジオで生討論を繰り広げるフジテレビ『ノンストップ!』の金曜恒例コーナー「ノンストップ!サミット」。
4月21日(金)の放送では、認知症の母親との日常を書いた書籍「ポンコツ一家」が話題のにしおかすみこさんが登場。
「いつ直面するかわからない認知症、支える側が知っておきたい心構え」というテーマで、MCの設楽統さんと斉藤舞子フジテレビアナウンサー、千秋さん、カンニング竹山さん、『婦人公論』元編集長の三木哲男さんと語り合いました。

「死ぬ」と繰り返す母親に異変を感じ…にしおかすみこが母の認知症に気づいたキッカケ
「酔っ払いの父親とダウン症の姉と一発屋の私。家族を支えるために頑張ってくれていた母親が認知症になり、戸惑った」というにしおかさん。
コロナ禍で実家に帰ったときに、ゴミ屋敷のような状態の家と母親がお風呂に入っていない様子を見て「おかしいな」と感じたといいます。
母親の、何度も「死んでやる!」と繰り返す挙動に、にしおかさんは「『死ぬ』という言葉を使う人ではなかった」と異変を確信。一般的に認知症の初期症状は気づくのが難しいそうで、チェックリストの一例も紹介されました。

三木さんは「どれもよくある心身の不調と似ているので、認知症と区別しづらい」と問題を指摘しつつ、「人の名前が覚えられないことが続き、部下から『おかしい』と言われて検査を受けたことがある」と、異変を感じたら迷わず検査を受けることの大切さを語りました。
病院を受診するか悩んだときは地域包括支援センターに相談を
「母が認知症ではないかと心配なのだが、本人が認めず、病院に連れていくことができない」というお悩みも紹介されました。

にしおかさんも「頭をかち割って死んでやる」と繰り返す母親とのやり取りで疲弊していたそうですが、ようやく外に出た母親をなんとかタクシーに乗せて病院に連れていったといいます。
金沢大学脳神経内科学の小野賢二郎教授は、「治療で進行を止めることもできるし、診断を受けると介護サービスも受けられるようになる」と、病院を受診するメリットについて語りました。

NPO法人「となりのかいご」の川内潤さんが「患者が抵抗しているときに無理に病院に連れていくのは好ましくない」と言い添えると、「無理に連れていってしまった」と反省の表情を浮かべたにしおかさん。
「病院で初期の認知症だと判定され、母が落ち込む姿がかわいそうだった。私も割りきらなければいけないのはわかっていたが、悩んだ」と、診断を受けた直後の思いも告白しました。
川内さんは、家族が認知症かどうか悩んだときの相談先も紹介。地域包括支援センターでは、家族同士の感情的な衝突を防いで病院に連れていく方法を教えてくれたり、どうしても連れ出せないときには、自宅訪問をしたりと、さまざまな対応をしてくれるそうです。

家族の説得によって、認知症患者が頑(かたく)なになってしまうことも多いそうですが、地域包括支援センターでは「『健康診断のイベントに行こう』と連れ出すとよい」など、具体的な声かけの方法などについてもアドバイスを受けることができます。

川内さんは「いざというときに、その地域でどういうサポートを受けられるか、知っておいてほしい」と語りました。。
竹山さんは「行政には、僕らの知らないシステムが多い。悩んでいないで、まずはいろいろな人に相談することが大切では?」と言い添えました。
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