動物作家が教える「小さく生まれる赤ちゃん」の話。人間は本来もう一年胎内で成熟すべきだった?
篠原かをり不思議ワールド#7
28歳の執筆者(篠原かをり)の周囲はまさに出産ラッシュを迎えています。
執筆者は赤ちゃんという生き物が好きなので、せっせと出産祝いを贈っています。赤ちゃんに物を贈ると大抵贈り物を使っている写真や動画を送ってもらえるので楽しいのです。
この前、一ヶ月の赤ちゃんを育てる友人のもとを訪れ、人生で見た中で一番生まれたての赤ちゃんに会いました。

「ぴぃ」だとか「ぷぅ」くらいの小鳥のような声を出すのに大袈裟に顔をしかめて、全身の力を使っているのが大変可愛かったのですが、人間の赤ちゃんは他の哺乳類の赤ちゃんに比べるとあまりに頼りなく見えました。
ガクガクと足元がおぼつかず、頼りない様子を「生まれたての子鹿」と言いますが、生まれて9ヶ月歩けない人間と比較すると生後わずか1〜2時間で歩き出す子鹿の安心感はもっと評価されるべきでしょう。「物事の習得が早い様子」の例えとしての方が正確です。
アドルフ・ポルトマンは、人間は本来もう一年程度胎内で成熟するべきだったのではないかという仮説を唱え、これを「生理的早産」と呼びました。
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