ベルリン・フィルとキリル・ペトレンコによる国際的なコミュニティ・プロジェクト「Be Phil オーケストラ」コンサート開催
日本のアマチュア音楽家たちによる一夜限りの夢のコンサートが開催されます。
2023年11月、首席指揮者キリル・ペトレンコさんとともに初めて日本を訪れるベルリン・フィルハーモニー管弦楽団が、アジア・ツアーの一環として、世代を超えた特別なアウトリーチ・プロジェクトを始動。
そのプロジェクトとは、Be yourself – Be music – Be Phil をモットーにした「Be Phil オーケストラ」。
キリル・ペトレンコさん指揮のもと、日本のアマチュア音楽家がベルリン・フィルのメンバーとともにコンサートを行うというユニークな機会が提供されます。
ベルリン・フィルは長年にわたり、特に社会的に困難な時代において、音楽が持つ人と人とを結びつける力を信じてきました。当楽団と世界中のファン・コミュニティを結びつけるのは、クラシック音楽への愛です。
「Be Phil オーケストラ」のプロジェクトを通じて、ベルリン・フィルのメンバーが、現地の人々と音楽的にも個人的にも直接出会う機会となります。リハーサルの過程と本番のコンサートという共通の目標は、オーケストラのメンバー一人ひとりが重要であり、ともに協力することでしか成し得ません。
「Be Phil オーケストラ」のプロジェクトにより、今後数年間の演奏旅行で、音楽愛好家との目に見える継続的なネットワークが形成されることになるでしょう。日本が、そのスタートとなります。

すでに、今年7~9月にかけて、オーケストラのに参加するアマチュア音楽家約100人を募集。
ベルリン・フィルのメンバーによる選考を経て選ばれた精鋭たちは、首席指揮者キリル・ペトレンコさんの指揮による「プロコフィエフ:『ロメオとジュリエット』組曲(抜粋)」と、ベルリン・フィルの打楽器奏者ラファエル・ヘーガーさんが指揮する「ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲」を演奏するため、11月にはリハーサルに臨みます。
ブラームスのソリストには、ベルリン・フィル第1コンサートマスターの樫本大進さんと、第1ソロ・チェリストのルートヴィヒ・クヴァントさんが参加。
そして、両作品のリハーサルでは、ラファエル・ヘーガーさんを始めとするベルリン・フィルのメンバーが指導する予定です。
こうしたリハーサルを経て、11月26日(日)、サントリーホールで、選ばれし日本のアマチュア音楽家たちとキリル・ペトレンコさん、ラファエル・ヘーガーさん、樫本大進さん、ルートヴィヒ・クヴァントさんらが共演する、夢のコンサートが実現します。
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